この家と共有ルーム
このアパートの良いところ。
最新の暮らし方?である「シェア」のキーワードにピンとくる方は多いのかもしれませんがこの物件はもともと普通の「風呂なし1DKアパート」だったのです。
このカタチをやはり活かしたい。
いわゆる「一人暮らし」の良いところと「シェアハウス」の良いところをあわせもつちょうど良い物件をつくろうとなったのです。
それぞれの個室のお部屋には6畳の和室に6畳のキッチンにお手洗い。
キッチンもしっかりと料理ができる大きさがあります。
懐かしい雰囲気はそのままに古さを味わいに感じることができるように
無垢の杉板を床材につかったり工夫をこらした丁寧なくらいが実現できるように設計を行いました。
お風呂の時間をのぞいては自分のお部屋で生活を完結することもできます。
交流も楽しみたいけれど自分の時間も大切。
そんな方にぴったりのアパートになる予定です。
以下の写真は「旧ジョネス邸」からお預かりする建具が入るみんなの部屋。
快適なお風呂や専用のお手洗いが備わっています。
洗濯機も新しい使いやすいものが共用ではいります。
ミニキッチンで飲み物をいれたり。持ち寄り晩ご飯会を開いたり
日々の生活の中で自然と関わりの生まれる作りをこの小さな空間の中に詰め込みました。
※お問い合わせは
神戸塩屋の洋館「旧ジョネス邸」から受け継ぐもの
今回のプロジェクト。
今年報道でも大きく取り上げられていた神戸塩屋の洋館「旧ジョネス邸」
懸命の保存活動も想い叶わず11月に惜しくも解体されることになりました。
保存の活動をされておられるアーティストであり引き継ぐ会の代表でもある「森本アリ」さんをはじめ、たくさんの方とご縁を頂き今回このジョネス邸に使われていた部材をお借りしてこのシェアアパートに受け継ぐこととなったのです。
下記は当初からの案であったことりアパートメントの外観イメージ写真。
昭和半ばに大きく改変されたこの物件に旧ジョネス邸の部材を受け継ぐことができるように自然となじむデザインが考えられています。
※お問い合わせは
「ことりアパートメント」できるまで はじまります。
京都市上京区 上七軒。
梅や桜で名高い北野天満宮、平野神社のほど近くに一軒の小さな木造アパートがあります。
織物が有名な西陣エリアでもあるこの地域は未だに小さな機織りのおとが響いていたり車の通り抜けはすこし難しい路地や庶民の住居である木造長屋も多く残っています。
今回の建築物も元々は織物の工場として建築されたもの。
それが国内の繊維業の衰退に伴い廃業となり、その折に木造の賃貸住宅へと改変されていったものです。
これからここで行われる改修工事、新たなに活用されるにあたって考えられてきたことをお伝えできればと思っています。
※お問い合わせは